Googleが Pixelの日本発売計画を発表!:予想モデルはPixel 3?先代Google Nexus、Android Oneから思うこと
2018年9月19日、Google日本法人より、スマートフォン「Google Pixel」の日本での発売が発表されました。
2015年に発売されたNexus 6P以来,3年ぶりのGoogleの開発スマートフォンの登場です!
2013年発売のNexus 5を未だに使用している私にとってはうれしい限りですが、今日はNexusシリーズからの軌跡を振り返ってみたいと思います。
目次
- Nexusシリーズの終わりとPixel の始まり、Pixel 3の上陸か
- もう一つの”ピュアAndroid” スマートフォン:Android Oneシリーズ
- ピュアなAndroid端末、PixelかAndroid One
“先代”Nexus シリーズの軌跡
Googleによって開発されたのスマートフォンモデルといえば、2010年に発売されたNexus One(日本未発売)に始まるNexusシリーズが有名です。
Nexusシリーズがメーカー独自のカスタマイズがなされていない”ピュアAndroid”が使えることが魅力の一つである端末です。
日本での発売はNTTドコモから発売された2011年のGalaxy Nexus、2013年8月のNexus 4に続いて、同11月に発売されたNexus 5は一躍Nexusシリーズの知名度を向上させました。
Nexus 5はその高い性能に対し、非常に低価格(16GBモデル:39800円,32GBモデル:44800円)で販売され、そのコスパの良さからも一部で注目された端末です。
私も、2013年11月にNexus 5が発売されるとすぐに、32Gモデル(SIMフリー)を購入しちゃいました。
当時、格安SIMやSIMフリーの端末は市場でほとんど知名度がなかったのですが、Nexus 5をきっかけに、日本通信の電話番号付き格安SIM(たしか1GのLTE通信がついて1600円/月くらいだったと思います)の利用を開始したかと思います。
現在、すでに購入から5年ほど経過し、androidのアップデートも6.01で終了しましたが、今でもメインのスマホとして現役で使用中です(ヨーロッパ主要国、北米でも周波数に対応しているため海外出張時も便利です)。
個人的には、Nexus 5の日本での発売は、当時の3大キャリアの独占状態に一石を投じ、現在の格安SIMの浸透へのきっかけとなったかな、と思っています。
その後、Nexus 6, Nexus 5X, Nexus 6Pと続きますが、このころからGoogleの方針転換により、廉価で高コスパだったNexus 5と異なり、ハイエンド・高付加価値・高価格モデルとしての地位にシフトしてきました。
そしてNexus 6Pを最後にNexusシリーズの開発は終了となりました。
Nexus 4以降は、キャリア(ワイモバイル)による取り扱われていますね。
(このワイモバイルとGoogleの関係は、のちのAndroid Oneシリーズともかかわってきます)。
Nexusシリーズの終わりとPixel の始まり、Pixel 3の上陸か
2016年、Nexup シリーズの終了が発表され、同時に後継として、Googleが発表したのが「Pixel(Pixel, Pixel XL)」です。
さらに2017年にはPixel 2 とPixel 2 XLが発売へと続きます。
PixelシリーズがNexusの後期モデル同様、ハイエンド・高付加価値・高価格モデル製品であり、価格帯とデザインはApple者のiPhoneを意識して設計されたと言われています。
しかし、残念ながら、これらPixelシリーズはいまだ日本には上陸していません。
理由は明らかではありませんが、日本独自の3大キャリアによる寡占状態、SIMロックの問題などから見送られた可能性があります。
そのため、先日9月19日にGoogle日本法人が発表した、「Google Pixel」の日本市場での発売はうれしい驚きでした。
最新モデルである(2018年10月の新製品発表イベントで公開されると噂されている)「Pixel 3シリーズ」となることが濃厚です。
おそらく、ライバルは9月に発表されたiPhoneの最新モデル「iPhone XS」となるでしょう。
もう一つの”ピュアAndroid” スマートフォン:Android Oneシリーズ
実はNexus、Pixel以外にもGoogle開発ではないものの、認定している”ピュアAndroid” スマートフォンが日本にあります。
それがワイモバイルで取り扱われているAndroid Oneシリーズです。
”ピュアAndroid” は、メーカー独自のカスタマイズがなされていない、つまりNexus端末やPixel端末と同じUIで使用できるのです。
さらに、最新Androidの搭載と,18ヶ月間のAndroidのバージョンアップが提供されます!
最新andoridバージョンが使用できるのは大きな魅力ですね。
さらにAndroid Oneシリーズのラインナップをみると、その価格体、市場の位置づけが、ロー~ミドルエンド・中付加価値・低~高価格モデルとなっており、Nexus後期モデルやPixelとのすみわけがシッカリとできています。
私もNexus5からの乗り換えを考えた際に、選択肢の一つとなりました。
ピュアなAndroid端末、PixelかAndroid One
Google認定の、”ピュアAndroid”端末ファンにとって今回のPixel投入の発表は非常に魅力的で興味深いものです。
またPixelの投入により、Android Oneシリーズの展開にも影響があるのか?
今後の展開が気になります。
まずは、Pixelの新モデルの発表を待ちたいと思います。
では。